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あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
着々と準備は進んで行き、本番は明日となった
昨日は伊織ちゃんと高橋がコップやお皿を買い出しに出かけた

教室内は喫茶仕様になり、机が四つ向きを変えテーブルクロスがかけられる
最後の仕上げの風船を皆で膨らます

「このは、何個出来た?」

「ふ、二つです」

一人ノルマ三つ
私は必死で風船に空気を送った
何個かに重ねられた風船の束が飾られ彩を添える

「た、谷川さん!!手伝うよ!!」

話した事のない男子が声をかけてくれる

「だ、大丈夫です!!」

他に忙しそうにしている人が沢山いるもんね
丁寧にお断りをさせて頂いた
せっかく声をかけてくれたのに悪かったかな?

「このはのそういう所、私は好きだよ」

近くでやりとりを見ていた伊織ちゃんが言った

「そういう所?」

「うん。媚びないってか、ぶりっ子じゃない所かな?周りの女子達はそんな感じだよ?」

伊織ちゃんが教室内をぐるりと見回した

「男子と女子が仲良く作業してますね」

とても良い事だと私は思うけれど・・・
伊織ちゃんが何を言いたいのか理解らなかった

「・・・だね。うん。良い事だね。でも私は好きでもない男子にあんな媚びた感じは無理だな」

「???」

「ううん!!こっちの話!!はい。このは風船、頑張って!!」

男子と女子が仲良く作業する中で私は違う事が気になった
田淵さんと横井さん
やっぱり、あれから二人が一緒じゃない様な気がする

「伊織ちゃん?」

「ん?」

「田淵さん達・・・どうしたんでしょうか?」

「ああ・・・喧嘩でもしたんじゃない?最近、一緒に居ないよね」

「そうですか・・・」

「私は今までの事があったから同情もしないけどね」

伊織ちゃんの言う事もよくわかる
私も気にはなるけど、どうしていいのかわからなかった


「はい。皆さんお疲れ様です。一度、手を止めて話を聞いて下さい」

皆、一斉に先生に注目する

「いよいよ明日が本番です。それぞれが協力し合って、素晴らしい明日が迎えられそうです。クラスの皆さんの笑顔も増えた様にも思います。この調子で、明日の学園祭を成功させましょうね!!」
「明日はいつも通りの始業時間で一般の方の入場は11時からです。遅れないようにしましょう!!明日、先生もすごく楽しみです!!」

先生の言葉に気が引き締まる
いよいよ、明日が本番
が、頑張ります!!
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