この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
「ここから近い教室・・・は、ここだけど・・・どうする?」

このはが元気を取り戻したのが嬉しくて本来の目的だった今日を楽しむ事にする
俺はいつだってこのはの笑顔を見ていたいから
例え誰かが傷ついたとしても・・・
このはが酷いなんて・・・思う訳なんてない
思わなくていい
このはしか考えられない俺の方こそ酷い奴だよな
俺はこのはが笑っていればそれでいいんだ

「どれですか?・・・って・・・え?・・・」

「嫌?」

「・・・は、はい・・・」

「でも、お腹空いてないだろ?」

「そ、それはそうですけど・・・」

「従妹同士だから公に手とか繋げないしな・・・でもここなら。って思ったんだけど・・・」

「で、でも・・・」

「なに?このはは俺と手を繋ぐのがそんなに嫌なの?」

「そ、そんな訳ありません!!」

このはは力強く言い切った
必死さが嬉しくてニヤけてしまう

「じゃ、行こう!!大丈夫!!大した事ないって!!」

「け、啓介さん!!」

俺とこのははここから一番近い教室の催しに行く事にした



「な、並んでますね」

「だな」

「い、今ならまだ間に合いますよ!!ほら!!フリマとかもやってるみたいですよ!!」

「じゃ、これ終わったら行く?」

パンフレットを俺に見せ、必死で説得するこのはが可愛かった


「ちょ・・・カッコいい・・・」

「ほんとだ~」

並んでる女子が騒ぐけど気にしない

「あの子・・・浴衣着てる・・・可愛くね?」

「ほんとだな」

並んでる男子がこのはを見て騒ぎだす
少し、イライラする

そんな声に気がつかないこのははあの手この手で俺の気を逸らす

「あ!!そうだ!!私、急に甘い物が食べたいなぁ~。なんて・・・」

「じゃ、それもこれが終わったら行く?」

俺はスルリとかわす

「も、もう順番が来てしまいますよ!!」

「以外に早くて助かったよな」

焦るこのは
俺は笑いをかみ殺す

「お待たせしました~。どうぞ~」

「ひっ!!!」

順番を案内するお化けに扮した生徒の顔を見て驚くこのは
今は色んな物が売ってるのか結構リアルだった

「じゃあ・・・行ってらっしゃいませ・・・呪われた理科室へ・・・」

「の、のろい・・・!!!」

本気でビビるこのはに笑いが止まらなくなって・・・

「行こうか」

俺はご機嫌でこのはの手を握った


/816ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ