この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
「・・・じゃあね。谷川さん」

シュンはこのはの返事も聞かずに俺達に背を向けて去って行った



「このは?大丈夫か?」

このはは黙ったままコクリと頷く
ハンカチを探したが持っていなくて・・・
服の袖でこのはの涙そっとを拭った

「け、啓介さん!!服が汚れてしまいます!!」

「そんな事はどうだっていい」

俺はこのはの手を取り、さっきの告白現場の教室に入った
ここなら誰もいないし、このはが落ち着くまで居られる

「大切な人とか・・・大好きだって言ってくれて・・・嬉しかった」

俺はこのはを抱きしめる

「だって・・・ほんとうの事・・・」

「うん。それでもこのはが俺にそう言ってくれるのは、やっぱり嬉しい」

このはの頭を撫でる

「俺も・・・このはが大好きだ。誰にも渡したくない。渡さない」

「啓介さん・・・大好き・・・」

俺は誰かの気配がいない事を確認して・・・
そっとこのはに口づけた

このはと同級生だったら・・・?
なんて思う時もある。
そしたら、放課後デートしたり、休み時間の度にこのはとおしゃべりしたり・・・
同じクラスだったら、このはをずっと見ていられる
いじめなんて俺がさせない

だけど、俺だから出来る事がある
このはと同級生には憧れるが、それならこのはと結婚なんて出来なかった
やっぱり、このはと家族になれた今が一番の幸せだ

無いものねだりは柄じゃない
けど・・・今日は学園祭
少し位、夢を見てもいいんじゃないか?

「このは。落ち着いた?」

「・・・はい。もう大丈夫です。・・・私・・・泣いてごめんなさい」

「そんな事、気にしなくていい」

「・・・柳さんには申し訳ないんですけど・・・」

「何?」

「啓介さんをあんな風に言ったのが・・・どうしても嫌で・・・悔しくて・・・」

「うん」

「柳さんの事をちっとも考えれなくて・・・私って、酷いですよね」

「俺は嬉しいけど?」

「え?」

「俺で頭がいっぱい。って事だろ?」

俺は笑った
このははポポポになって俯く

「このは。顔上げて?」

「???」

「よし。化粧も落ちてない。いつも以上にかわいいこのはだ」

「け、啓介さんったら!!」

「せっかくの学園祭だ。かわいい浴衣姿を見せるのも惜しいが・・・内緒のデートをしようか?勿論、表向きは従妹同士で・・・だけど」

「は、はい!!」


/816ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ