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あなたがすきでたまらない
第16章 6月5日
「あの・・・啓介さん?」

「ん?」

「・・・やっぱり・・・良くないと思うんです」

このはは俯き俺に言った

「このは。今日が何の日か知ってる?」

「・・・はい。啓介さんの誕生日・・・です」

「だよね。で、俺が休みの日でもある」

今日は水曜日
道場は休みで俺の今年の誕生日

「で、でも!!学校は・・・行かないと・・・」

んで、平日
もちろんこのはは学校がある

「・・・寂しいなぁ・・・俺の誕生日パーティーは嬉しかったけど・・・」

「・・・」

「今日が本当の誕生日なのに・・・」

「それは!!ちゃんと考えてありましてですね・・・」

このはが「しまった!!」と言った風に口に手を当てた

「ん?どうした?」

「・・・何でもありません」

このはがプイっと顔を逸らした
もちろんそんなこのはを俺が見逃す訳がない

「このは。俺と一緒に居たくない?」

「そんな訳ありません!!」

「なら!!俺と一緒に祝ってくれる?」

このはが必死に俺に言うから・・・
俺も確信を得る

「・・・でも、でも・・・学校・・・」

「このは・・・俺、熱あるかも・・・」

「ええ??だ、大丈夫ですか?」

「看病がいるかも・・・このは。学校に休むって連絡してもいい?」

「ええ。もちろんですよ!!でも、さっきまで元気でしたのに・・・」

さっきまで元気だった俺を純粋なこのはは心配する

「すいません・・・ええ・・・今日はお休みさせて頂きます」

元気に学校に連絡する俺
もちろんこのはから離れて電話した
内容は「このはが風邪を引いた」だ
場合によっては明日も行けないかも・・・だしな

「さぁ!!このは!!行こうか!!」

「ええ?啓介さん?熱があるんじゃ・・・」

「治った!!」

「・・・う、嘘だったんですね!!」

「ハハハ!!今頃遅いよ!!」

こんな下手な嘘
このは以外は誰でも理解る
真っ赤になって怒るこのはは可愛いとしか言えない

「行こうってどこへ?」

「取り敢えず、パジャマは着替えたら?手伝おうか?」

「もうっ!!」

「動きやすい服な方がいいかな?」

アドバイスも忘れずに
ポポポな顔が恥ずかしいのか、怒っているのか・・・
どっちもなこのはは怒りつつ、溜め息まじりに着替えに行った

もちろん俺が着替えを手伝うってのは本気だったけど?

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