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あなたがすきでたまらない
第16章 6月5日
「お!!いいね!!可愛い」

俺のアドバイス通りにこのははラフな格好だった
薄い水色のシンプルなTシャツの上に白のシャツを羽織っている
細身のジーパンな足首までクルクルと巻いてあった

「髪も束ねた方がいいかも・・・」

ってのは俺の好み
このはは素直にポニーテールにした

「啓介さん。本当にどこに行くんですか?」

「ポニーテール可愛いな」

「答えになってません!!」

「絶対、このはが喜ぶ所だよ」

そう言ってまだ腑に落ちてないこのはを車に乗せた
素直に助手席に乗るこのは
初めは後部座席に乗ろうとしてたのにな
なんて事を思い出した

車を発進させる俺はどこかウキウキしていた
車内のBGMも俺のテンションを後押ししてくれてるかの様だ

「まだ八時半ですけど・・・」

「着く頃には丁度いい」

学校へ行くこのはを引き留めてすぐに家を出た
このはが不思議がるのも無理はない
いい加減諦めてデートを楽しむ事を考えてくれたらいいのに・・・
学校をサボってしまった罪悪感でいっぱいのこのはの顔

下道でも40分程で目的地には着くがこのはの機嫌を早く良くしたかった俺は高速を使って行き先を急いだ
平日だから混んでるしな

「・・・遠いんですか?」

高速に乗ったからか?
このはが訊ねた

「ううん。すぐだよ?」

「私・・・学生だから平日にウロウロしてたらお巡りさんに怒られちゃうかも」

「あはは!!大丈夫だよ!!学生なんていっぱいいるし、何だったら外国人もいっぱいいるしな!!」

真剣に心配するこのはが可愛すぎてつい、大爆笑してしまった
それに俺も元お巡りさんだけどな

「が、外国人って・・・」

「もちろん。外国人の他に色んなのも沢山居るよ?」

「また、からかって!!外国人が沢山だけでも驚きなのに他とか嘘です」

このははムキになって笑われた事が悔しかったのか俺を嘘つきにする

「ホントだって!!・・・例えば・・・あれとか?」

「どれですか?」

「このはが紺野さんに貰ったハンカチ」

「ハンカチ?」

「そう!!」

「キティちゃん?」

このはが紺野さんから貰ったハンカチを嬉しそうに俺に見せてくれた
ご当地キャラ限定のキティちゃんのハンカチ
お揃いだって喜んでた

「・・・啓介さん。私は子供ではありません」

「そんな事、思ってないけど?」

頬を膨らませ拗ねた

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