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第3章 啓介さん

「相手にされないのはわかってるし！！」
「・・・っていうか」
「門の前騒がしくない？」

「・・・確かに」
「女子が多いな」

何事かな？
キャーキャーと女の子が騒いでる


「あっ！！」

伊織ちゃんが驚きの声を出した


「あの人だよ！！」
「私がかっこいいって言ってた朝の人！！」
「このは！！」

伊織ちゃんが興奮して私の肩をゆすった



「！！！」

ビックリして声が出なかった


「このは！！」
「一緒に見に行こうよ！！」
「本当にかっこいいんだから！！」

伊織ちゃんが私の腕をグイグイと引っぱった