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あなたがすきでたまらない
第16章 6月5日
「・・・け、啓介さん?」

「なに?」

「・・・い、意地悪な・・・顔してるのは・・・気のせい・・・ですよね?」

不安気な顔をしながらこのはが俺に呟いた

「・・・俺さ・・・今日・・・誕生日なんだわ」

「・・・お、おめでとうございます」

「・・・でさ?このはから・・・こんな素敵な?誕生日のプレゼントを貰った訳」

「・・・よ、喜んで頂けて・・・良かった・・・です」

まるで狼に睨まれる子羊の様にこのはがビクビクと後ずさった

「・・・ユニバ、楽しかった?」

「・・・ええ・・・とても・・・」

俺は怯える子羊このはを今日の出来事を餌に吊る

ジリジリとこのはから貰った券をチラつかせながらにじり寄った

二人きりの部屋・・・
新婚なんだから当たり前・・・

ここはリビング
このはの後ろは紺野さん達も遠慮した俺達の愛用のソファー

「キティちゃん・・・嘘じゃ無かっただろ?」

「・・・ええ」

「でも、このはは「キティちゃんなんて嘘」って言った・・・」

「・・・」

滲みよる俺に目を逸らすこのは

「・・・「本当だったらどうする?」」

俺・・・言ったよな?

「・・・」

無言のこのはの髪をそっと撫でる

「何でも俺のお願い・・・聞いてくれる?」

ドキリか・・・
ギクリとしたこのはの顔・・・

このはのそんな耳元に甘く囁く俺・・・

「・・・言いましたかね?」

とぼけるこのは

ふ~ん・・・
そう来たか

ドギマギして可愛い顔も誤魔化す顔も・・・
今の俺に通用しないって・・・
わかってる?

「・・・思い出させてやろうか?」

俺の言葉を聞いた筈の可愛い耳に囁いた

「・・・やっ!!!」

このはは咄嗟に俺の顔から逸らして逃げた

「・・・このはは、俺との約束・・・覚えてないんだ?」

執拗に耳元で囁いた

「・・・お、覚えて・・・ますけど・・・っっ・・・」

「なら・・・」

と、このはの耳元で囁いた後、このはの耳を舌で舐めあげた

「・・・ひゃ!!」

このははビクンっと舐められた耳元に反応し体を跳ねあがらせた

「け、啓介さ・・・」

恐らくポポポであろうこのはを無視し俺は耳元へ熱い息を吹きかけた
甘噛みしながら・・・
耳の中に舌を這わせて・・・

「・・・ああっ・・・」

「ん?」

訊ねるもこのはの口からは甘い喘ぎ声しか聞こえない・・・



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