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あなたがすきでたまらない
第16章 6月5日
お風呂上りの私の髪を啓介さんが嬉しそうに乾かす
少しくすぐったくて・・・
心地いい

啓介さんの髪を乾かそうと交代を願うも

「俺の髪はもう渇いたからいいよ」

と、断られる

啓介さんの誕生日なのに何も出来ていない私
申し訳なくって必死に何かないかと考える
そんな私を啓介さんがクスッと笑う

「もう、怒ってないの?」

「・・・何を?」

「・・・学校、サボらせた事」

・・・そうだった
クスクスと笑う啓介さんを横目に私の頬が・・・
忘れていた事実を思い出させ、
忘れていた自分を恥ずかしく思った

「・・・してしまった事は仕方のない事で・・・」

啓介さんに言い訳の様にしどろもどろに応えた

時間を確認する
・・・
(よじ・・・)
16時だ

学校の授業なんてとっくに終わっている
このまま甘えて啓介さんと二人きりの時間を楽しもうと頭を切り替えた
そう思うと私も単純なので・・・

大好きな啓介さんとの時間を大切にしたくなった
今更だけれども・・・

甘えたくなるし、啓介さんが傍に居てくれる事を感謝したくなる
そっと、私の髪を乾かす啓介さんに視線をなげかける

・・・ドキドキする
・・・素敵
・・・カッコいい

私を見つめる顔をいつまでも見ていたくなる
逞しい胸に頬を摺り寄せたくなる
広い背中に手をまわしてしまいたくなる
お風呂上がりの・・・
同じ匂いに安心したくなる

啓介さんがこの世に生まれてくれてありがとうと神様に感謝したくなる
啓介さんの両親に感謝せずにはいられない
特別な記念日に私の方が心を弾ませる

そんな大好きで堪らない愛しい人が・・・
私を大好きだと言う様に甘い視線で私を見るから・・・

嬉しくて、嬉しくて・・・
私の顔がニヤけてしまうのは・・・
仕方がない事でしょう?

「・・・誘ってる?」

啓介さんの言葉にハッとする

「えっ?」

驚いた声を出してしまった

「俺は嬉しいでしかないけど・・・」

「えっ?」

照れる啓介さん

「このはが・・・俺をそんな目でみるから・・・」

そんな目?
どんな目?

驚いて声も出ない

啓介さんの目こそ・・・
何だか・・・
獣の様な・・・
夕べの様な・・・
熱い目だと・・・
お、思うのですけど・・・

「・・・好きだ」

・・・
そんな事・・・
耳元で囁かれたら・・・
落ちてしまわない女性などいるんだろうか?
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