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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第3章 クリスマスイブの幸せ-仕事と寂しさと喜びと



「・・・何考えたんだろ・・・」


何となく変な予感がするのは私だけ??


だって紀永といい、遠藤さんといい、2人揃って私には超過保護‥
ちょっと過ぎるんじゃないか、そんな事を思ってるけど、まさか社会に出てまで同じとは考えていなかったよ。



「・・特に遠藤さん‥‥なんだよね・・」


この会長室フロアーに、私の好みそうな物を持ち込むのが遠藤さん‥
一番はあれだよ、給湯室にある冷蔵庫の中身、殆どブラックコーヒー。


確かに好きだけど、一応紀永だって来るんだよ?
会長の紀永より私の方を優先されると、申し訳ない気持ちでいっぱい。


紀永は紀永で‥
『良いのではないかい』
で片付けるし、お陰で遠藤さんの独断上状態。


遠藤さんは毎日本社に居る訳じゃないよ?
だけど居る日は必ず何かを持って来る‥‥ほぼ間違いなく‥
私の方は早乙女邸で‥‥って逃げてる、食べると眠たくなるから控えてる。


それなのに遠藤さんは懲りずに用意する‥
今も絶対にそんな事を考えたとは思う、だって遠藤さんだから。



「これって、どう言ったら上手く断れるんだろう?」


遠藤さん手強いから‥
それはあの1年間の送迎バトルで実証済み、何を言っても絶対に引かない折れない!


遠藤さんって、そういうところは以上なほど強いのよ。



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