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奴隷メイドオークション ~正しいメイドの育て方~ 改訂版
第17章  新しいメイド


 まだ中学生の奈々ちゃんを虐めてしまったようで、心苦しい。だが、真実が分かって良かった。
 これで、ご主人様がロリータのオークションへ行ったのは間違いない。
 いくつの子を買うかは分からないが、今晩には新しいロリータメイドが来る。
 私の複雑な思いは変わらない。
 メイドが2人になれば、性的ご奉仕は半分になる。だがその分、時給が上がりづらくなるかもしれない。
 それ以上の不安は、新しいメイドがロリータだという事。
 奈々ちゃんと次男のセックスを見た時の、奈々ちゃんの可愛い喘ぎ。ロリータの方が順応が早いのだろうか。私があんな風に出来るのは、いつになるか分からない。
 部屋だけじゃなくて、食事中でも、清掃中でも。
 人に見られながらでも、セックスに没頭しなくてはいけない。
 私に、そんなことが出来るだろうか。
 溜息をつきながら、真っ白い天井を見つめた。
 時間が経つのが遅い。
 昼間梨香さんに言われた通り、夕食の配膳には行かずにベッドで横になっていた。
 本を読む気にもなれない。
 廊下で何か物音がした。メイド達はみんな、まだ片付け中の時間なのに。
 少しだけドアを開けて見ると、掃除用具を持った作業着姿の男女が6号室へ入って行くところ。
「あの……」
 私の声に気付いた2人が、帽子を取って頭を下げる。私も廊下へ出て、いつものようにお辞儀をした。
「お部屋にいらっしゃるなら、5号室の清掃は、今日は中止にしますか?」
「はい。今日は結構です。あの……。6号室に、誰か来るんですか?」
「私共に、詳しい事は……。ただ今晩は、6号室を早めに清掃するように言われただけです」
 清掃業者に、詳しい内容は分からなくても仕方ない。もし知っていたとしても、口が堅いはず。だが、早めに清掃をするというのは、誰かが来るからだろう。
 またお辞儀をしてから、私は静かにドアを閉める。
 ご主人様用の、新しい専用メイド。それも、ロリータ。
 愛さんは梨香さんが来た時、どう思ったのだろう。愛さんに聞いておけばよかった。無理だが、最初にいたメイドは、愛さんが来た時どう思ったのかも知りたい。
 恋人ではなくても、自分だけのご主人様だった人が、新しいメイドとセックスをする。
 そんな様子を、私は平然と見られるだろうか。

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