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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第12章 ロリちゃんは見習いナース
自分で出し挿れするしか出来ないが、この世界に乾電池はないし、粗末な木の物よりはずっとマシだろう。造りは、電池式のバイブと変わらない。
「それを使ってる、カンナちゃんを想像するから」
悪戯っぽく言うと、病院の入り口からカンナを呼ぶ声。
「お気を付けて。お兄ちゃん……」
カンナは頭を下げると、走って行ってしまった。
別れはいつも淋しいが、別れだけを考えるのはやめた。
また来週は、新しいロリちゃんに会える。
俺も振り向かずに、ドアの方へと歩き出した。
おわり
第13章へつづく