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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第12章 ロリちゃんは見習いナース
俺はウニウニという動きと狭さと、鏡に映った様子を見て、カンナの中に出した。
「……お兄……ちゃん……」
うわごとのようにカンナが口を開く。
俺はチンポを抜き、カンナを寝かせて添い寝した。
体を眺めていると、寝息が聞こえてくる。
ナースが患者のベッドで眠っていいものかと思ったが、起こすのも可哀そうだ。
それにカナリ疲れているはず。
カンナに布団をかけてやった。
こうしていると、あんなにいやらしいコだなんて想像もできない。
激しく腰を動かすカンナを思い出しながら、俺もいつの間にか眠ってしまった。
「おはようございます……」
カンナの声。
窓からは、朝日が注いでいる。
「朝食をお持ち致しました。これを召し上がったら、退院してもいいそうです」
退院か。いつまでもここにいたい気分だが、そうもいかないだろう。
「朝食はいいよ。このまま帰るから」
「そうですか……」
カンナの少し淋しそうな顔。
俺は来た時の服に着替え、鞄を持って受付へ行った。
特別室と治療で、1752円。この世界の価値なら、175,200円。さすがに特別室だ。
でも個室のお蔭で、あんなにいい思いが出来た。俺の服装を見て、特別室に入れてくれた医師にも感謝。
俺は取り敢えず病院の建物から出ると、敷地の外にドアがポツンとあった。
よかった。あれで帰れる。
散歩をしている患者には、ドアは見えていない様子。
ドアへ向かって歩き出すと、後ろから走って来る足音。
「お兄ちゃんっ。あの……。退院、おめでとうございます。それと、これ……」
カンナが差し出してきたのは、千円札。セックスに誘った時、俺が渡したものだ。
「いいよ。それはお礼。カンナちゃんを、買ったわけじゃないから」
周りに聞こえないように、小声で言った。
「でも、こんなに頂けません」
「俺には、大した額じゃないから」
「ダメです。私は、看護をしただけですから」
カンナも譲らない。
俺は仕方なく千円を受け取り、代わりに鞄を探って巾着袋を出した。
「じゃあ、コレあげるよ」
「え?」
中を確かめたカンナが、顔を紅くする。
「これって……」
巾着の中身は、電池を使わないバイブのようなもの。