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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第14章 王族のロリちゃん
「結構です。もう失礼します。お世話になりました」
「お帰りになられるのですか?」
マリエスが近付くと、近衛兵も一緒に動く。マリエルには、暫く鬱陶しい日々が続きそうだ。
「そろそろ出発しないと」
「旅のご無事を、お祈りしております……」
マリエルは両手でドレスのスカートを掴み、王女らしい挨拶をする。王子も頭を下げていた。
「お世話になりました」
俺は2人に見送られて、城の大きな門を出る。
少し歩いて街に入ってから、大きく伸びをした。
適当な飲食店に入って昼食を摂りながら、俺はもう次のことを考える。
以前、王国では規制が厳しく、いくつだとしてもヤれるような店はないと聞いた。
でも何度も来ている俺は、抜け道があるはずだと考える。
夕方までお茶を飲んで時間を潰した俺は、飲み屋ばかりの繁華街へと歩き出した。
おわり
第15章へつづく