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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第16章 ロリちゃんが来ちゃった
ユナがイきそうなのは、オマンコが余計に締まってくるから解る。
元々狭い場所に締め付けられ、俺だって堪らない。
「ダメだよ、まだイっちゃ」
言ってはみるが、別に命令じゃない。
「お兄っ、ちゃっ、んっ、ガマンっ、出来、ないっ、ああっ」
セックスについてはずっと従順だったユナが、初めて否定するような言葉。
俺も膝を立て、ユナに合わせてグラインドした。
「一緒に、イこうか……」
「んっ、んんっ」
返事なのか我慢なのか解らない。
ユナは俺の両肩に手を移し、ギュっと握っている。
「ダ、メぇっ、あっ、ああんっ、お兄っ、ちゃぁんっ! ふぅ……」
体を痙攣させる中、俺もユナの中へ出した。
「んっ……。はぁっ……」
ユナは俺の胸に体を預け、まだ甘さが残る呼吸をしている。
その小さな体を抱きしめた。
翌朝ラブホを出てレンタカーを返し、ウサギのぬいぐるみを抱いたユナと、近所のスーパーに寄ることにする。
取り敢えずカップラーメンや菓子類は買ってあるが、それだけというわけにもいかない。それにユナから、料理が得意だと道中で聞いた。
商店街によくあるスーパー。
カゴをカートに載せて店に入ると、ユナがキャベツの前で立ち尽くしている。
「こんなに高いの……? 350円だって……」
350円は、ユナの世界なら3万5千円。それなら驚いて当たり前だ。
「値段は気にしなくていいから。ユナちゃんが作れる料理の、材料選んで」
「うん……」
毎回値段に驚きながらも、ユナはあれこれと材料を揃えた。
マンションに戻ると、俺は引っ越しの時に使って畳んだままの段ボール箱を切り始める。底はガムテープで貼り付けた、高さ10㎝くらいの物をユナに渡す。
「ウサギさんのお家……にしては狭いかな」
「ありがとう、お兄ちゃん。お部屋にするっ」
机の上にあったティッシュの箱を裏返して置くと、ベッドになった。
ユナはまたウサギと会話しているが、こんなことなら別の動物をもうひとつ買えばよかったと後悔する。
ロリちゃんとデートなんて勿論初めてだったから、そこまで気が回らなかった。
「あっ、お昼。お兄ちゃん、ユナがお昼ご飯作るね」
時計を見たユナが立ち上がる。