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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第18章 ロリ放題の世界Ⅱ プロローグストーリー
疲れた。やっと週末だ。
俺はマンションのドアを入り、溜息をついた。
マンションと言っても、高級なものではない。就職してから借りた、2DK。DKだって、大した広さではない。
もう何年ここに住んでいるだろう。数えると空しくなるからやめた。
金曜の今晩は、仲間内のチャット会だ。そんな事でも、ストレス発散になる。
話す内容は、ロリータについて。
俺はロリコンで、素人童貞。
今でも先輩に連れられて行く風俗店で、二十二歳を過ぎた時に童貞を捨てた。
勿論相手は十八歳以上。俺は目を閉じて、ロリちゃんだと想像してヤっている。
スーツを着て鞄を持ったまま、着替えようと寝室のクロゼットへ行こうとした。
一瞬眩暈がしたのかと思ったら、地震だ。
カナリ大きいが、俺はしゃがんでやり過ごした。
家の中に被害は無いが、クロゼットのドアだけが少し開いている。
どうせ着替える為に開ける予定だった。
実際に開けて見ると、中に黒いシミがある。こんな所に、零れるものなど何も無い。
履き替えるつもりの靴下で擦ろうとすると、落とし穴のようにシミの中へ落ちてしまった。
◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆
「えっ……?」
立っているのは、見た事も無い草原。だが、何となく見覚えがある気もする。
俺は仕事から帰って来たから夜だったのに、ここはまだ夕方。
後ろを振り返ると、木製のドアがある。開けて見ると、俺の部屋。一度部屋に戻り、靴を履いてからまた草原へ出る。
思い出した。ゲームだ。草原や立ち木の雰囲気は、俺がハマっているRPGゲームそのもの。
夢を見ているのか?
少し前には、街らしきゲート。俺は警戒しながらも、街へ入ってみた。
街もRPGの世界観。
建物は、殆どが木や石で出来ている。人々の服装も今の時代とは全く違う。
俺はスーツに革靴。浮いているのは俺の方だ。
キョロキョロしながら歩いていると、恰幅の良い男に声を掛けられた。
「王族のお方ですか? うちはいい子を揃えてますよ。いかがですか?」
こういった呼び込みには慣れている。いつも無視して歩くだけだ。
「今の時間なら、たった五十円。いかがですか?」
「五十円?」
俺は不信感丸出しで訊き返した。
周りを見ると、いつの間にか繁華街に来ていたようだ。