この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第19章 ロリちゃん温泉
昨夜早く寝たせいで、日曜は早く目が覚めてしまった。
早くあの街に行きたい。
手早く朝食を済ませ、何を着ていこうかと迷った。
スーツだと王族に見えるらしいが、これ以上取り繕う自信が無い。
選んだのは、適当なシャツにジーンズ。この方が気楽だ。それに鞄を斜め掛けにして、黒いシミに入った。
着いたのは、草が長い草原。昨日とは、雰囲気が違う。朝に入ったのに、こっちは夕方。
目の前にあるのも、街と言うよりは村。
取り敢えず中に入ってみると、やはりRPGの世界観だが昨日の場所ではない。
村なのに、それなりに人や店が多かった。
店を覘いてみて歩くと、やはり物価は百分の一。それには安心したが、ロリちゃんに会えるような店はあるのだろうかと不安になる。
歩いているうちに着いた通りでは、昨日のような呼び込みの男達。
その中で、妙な看板を見つけた。温泉に入っているロリちゃん達の絵。
「お客さん、いかがですか? うちは一時間三十円の温泉ですよ。後は中で、色々と……」
「温泉?」
「はい。好みの子と、温泉に入っちゃってください」
温泉が名物の村だから、人が多かったのは観光客かと納得する。
「若いコいる?」
「うちは十四歳以下しかいませんよ。えっ? お客さん……」
男がいきなり、俺の股間に顔を近付けた。
「失礼しました。王族の方でしたか」
「何で、そう思うの?」
「ズボンの留め具に、金属を使われてるなんて。王族の方しかいませんよ」
ジッパーの事か。それが王族に見えるなら、もうそれでもいいと諦めるしかない。
「どうぞ、温泉と女の子を、お楽しみください」
俺は男に背中を押され、中に入ってしまった。
薄暗い通路を抜けると黒服がいて、取り敢えず三十円を払う。
そこで見せられたのは、女のコの写真のファイル。アップと全身のものがある。どのコも可愛いが、じっくりと見て行った。
写真は、みんな同じ水着。水着と言っていいのか解らないが、おっぱいに布を巻き付けたものは、俺には水着にしか見えなかった。下は、ヘソ下からの超ミニスカート。
一枚の写真が目に留まる。
背中までの黒髪。大きな丸い目と、長いまつ毛。子供らしいぷっくらとした頬に、可愛らしい唇。