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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第19章 ロリちゃん温泉
写真の下に、ミク・十歳とある。
「このコが、いいな」
「この子ですか……。入ったばかりなので、王族の方がお気に召されるか……」
「入ったばっかり?」
黒服が頷く。
「研修が終わったばかりでして。他の子の方が……」
「このコがいい」
黒服の言葉を遮って言った。
俺だって、ロリちゃん初心者だ。それにサービスなんて、一所懸命やってくれればいいだけ。いや、こんなコと一緒にいられるだけでもいい。
「では、ご案内しますので、指名料の二百円をお先に……」
「何時間?」
「三時間でございます」
俺は財布から、小銭で払った。
連れて行かれたのは、風俗店の個室のような入口。狭い通路の両側に、ドアがいくつも並んでいる。
「こちらでございます。ごゆっくりどうぞ」
黒服が行ってから、ドアを開けた。
「い、いらっしゃいませ。こちらへどうぞ」
ロリちゃんは、写真のままの可愛さ。それ以上かもしれない。
「ミク。十歳です。よろしくお願いします」
ミクは緊張した様子。
「俺もこういうとこ、初めてだから。緊張するなー」
などと言ってみる。
「……王族の、方で、いらっしゃい、ますよね。連絡を、受けましたので……」
「こんなトコで、王族なんて関係無いよ。お兄ちゃんて、呼んで欲しいな。敬語も使わないで?」
「はい。お兄ちゃん」
ニッコリと笑った様子は、余計に可愛い。
「えっと。まずは温泉へどうぞ。脱衣所はここです」
脱衣所で裸になってから見ると、石で出来た広くない浴槽。これでは、一人しか入れない。
「温まったら、出てきてくださいね。用意をしておきますから」
用意と聞いて、色々と想像してしまう。
取り敢えず体を温めてから、浴室を出た。
「まず、うつ伏せに寝てください」
用意されたマットの上にうつ伏せになる。
これじゃあ、行った事のある店と変わらない。
そのうち、柔らかい物で背中を洗い出す。石鹸が付いているようで、滑りはいい。
「次は前を……」
仰向けになると、ミクの水着に石鹸を塗って洗ってくれていた。