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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第20章 ご主人様専用
やっと来た週末。
この一週間はロリちゃんのサイトより、オトナのオモチャのサイトばかり回っていた。二、三日で届くモノばかりを探し、配達を夜指定にする。だから今週は、殆ど残業をしていない。
どうしても欲しいが、取り寄せの為一週間以上かかるモノもあった。それはそれで、来週のお楽しみ。
何を着て行こうか迷った。何にせよ、俺の持っている私服はジーンズが殆ど。他のズボンだって、ジッパーが付いている。
また、王族だと思われるだろう。だがそれは、いい事かもしれない。威張る気は無いが、相手の勘違いで丁寧に扱われるなら特だ。
俺はシャツとジーンズで、イケナイものを入れた鞄を提げて黒いシミに入った。
三度目のRPGの世界。
辺りは、芝生が続いているようだ。昼間にシミに入ったのに、もう暮れかけている。
目の前には、アーチのある街。すぐに中へ入った。
買い物客で賑わっているのは、もうすぐ夕飯時だからだろう。
覘いた肉屋では、牛肉が百グラム三円からで安心する。やはり、物価は百分の一程度だ。
繁華街を探して路地を曲がると、呼び込みの男達が各店の前にいた。
興奮を隠して、店を見て回る。
時々ロリちゃんの看板もあるが、全ての店を見てからと思った。だが、一件の店の前で足をとめる。
店名は、『ご主人様専用』。看板には、色々なメイド服を着たロリちゃんの絵。
「会員制ですが、お客様なら大歓迎でございます。二時間八十円ですよ」
また、王族に見えるのだろう。
「コスプレ?」
「は?」
コスプレという言葉は、まだ無いのだろう。
「メイドになって、くれるの?」
「さようでございます」
決めた。
「十四歳以下だよね?」
「はい。そうでございます」
俺は男が開けたドアから、店内に入る。
料金を払って黒服に案内されたのは、煌びやかな店内。だが、何ヶ所かカーテンが閉められていた。
ソファーに座ると、黒服がカーテンを閉めてからメニューを差し出す。ボトルかと思ったら、ロリちゃんの写真と色々なメイド服。
「お好みの子が、お好きなメイド服で参ります」
ロリちゃんはすぐに決まった。俺好みの、十二歳のリコちゃん。
後は衣装。
ミニのメイド服に惹かれてしまい、それに決めた。