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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第21章 攻めのロリちゃん
一週間待って届いたモノを鞄に入れ、黒いシミに入る。
俺が旅立つのは、いつも土曜日。会社は土日祝日が休みだから、土曜に疲れてもゆっくり休める。
午前中に来たが、ここは夕方。
着いたのは、丘のような場所。近くに、川もあった。少し盛り上がった所に街がある。
街へ入ると、結構賑わっていた。
だが雰囲気や街の人の服装は、やはりRPGの世界。
小売店に灯っているのは、ランプ。前に聞いた通り、電気はあるが高価なのだろう。
繁華街を探してフラフラしていると、目の前に可愛いロリちゃんが現れた。
長い髪を斜めに分け、カチューシャのようにリボンで留めている。少し目尻が上がった大きな目。まつ毛も長く、筋の通った小振りの鼻。唇は薄めだが、口角が上がっている。
ワンピースを着ているが、ペッタンコちゃんだと解るもの。
「お兄さん。王族でしょ? 店に来てぇ。サービスするからぁ」
甘えた声で、腕を組んでくる。
「私はミナ。同伴してくれる?」
俺だって、同伴くらいは知っている。した事は無いが。
「同伴料って、いくら?」
「三十円。王族なら、平気でしょ?」
やはり百分の一の世界で、安心した。それくらいなら問題は無いから、俺は初めて同伴する事に決めた。
先輩から聞いた話だと、同伴の場合遅刻してもいいらしい。どこかで食事などをして、それから一緒に店に行く。それが同伴出勤。
「あっ、十四歳以下の店?」
「勿論よぉ。ミナは十一歳」
見た感じも、それくらいだ。
「俺、この街初めてなんだ。食事するとことか、解んないから、任せるよ」
「じゃ、行きましょ」
ミナがリードするように連れて行かれたのは、見ただけで高級な店。入口に、電気を使っている。
だが、百分の一なら大丈夫。
「ここの、サラカが美味しいの」
「サラ、カ?」
「あっ、王族だから、もっといい物食べてるんでしょ」
そんな会話をしながら、店に入って食事をした。
サラカというもの以外にもいくつか食べたが、どれも美味しくて会計は五百円くらい。
換算したら、五万円の料理を食べた事になる。
だが、贅沢を出来るのはこの世界だけ。それに五百円なんて、大した事はない。
「お店に行きましょ?」
今日は、このコとセックスするんだ。