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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第21章 攻めのロリちゃん
考えると恥ずかしくなるが、ミナに連れられて店へ行った。
店は豪華絢爛。ミナは着替えに行き、黒服に案内されたソファーに座る。
「ミナってコ、人気あるの?」
「はい。当店のNo1でございます」
ああやってキャッチみたいな事をしていれば、稼ぎも上がるだろう。
だが、No1がどんなセックスをするのか気になる。
「ここって、VIPルームは無いの?」
「ございますよ。移動なされますか?」
「そうして」
黒服に付いて、店の奥へ行く。装飾の豪華なドアを開けられ、中に入った。
「うわあ」と言いそうなのを飲み込んだ。
店内と同じように、豪華絢爛。シャンデリアが輝いている。だが部屋の左奥には、やはり拘束器具。この世界の客は、拘束が好きらしい。
フカフカの絨毯に、天蓋の付いた大きなベッド。奥にはガラス張りの浴室。俺は、右隅にあるソファーに座った。
「お飲み物は……」
「やっぱりこっちだったんだぁ」
部屋に入ってきたミナが、ドレス姿で隣に座ってくる。
「ミナ指名だよね? 同伴したんだしー」
「ああ」
「ボトル? これがオススメだよ」
一番高いものを指差す。
それでも三百円。俺は、黒服に頷いて見せた。
「では、ご準備を致します」
「待って。ミナ、フルーツ食べたいなぁ。大きいの」
ミナが寄り掛かって来て、腕におっぱいが当たる。やっぱり、ペッタンコちゃんだ。
「後ぉ、ミナのジュース。デカンタで。後はぁ……」
ミナが料理を頼むのを、眺めていた。
メニューにある料理は、高くても三十円。フルーツの大は、百円だが。
「いいよね?」
「ああ。好きなの、頼んで」
こう言うと、本当に王族の気分。気分だけだが。
注文を取った黒服が戻っていくと、少しして料理が全て揃う。
「前金でございますので、三時間の部屋代を含め、千四百二十五円になります」
初めての千円越え。
鞄から財布を出したが、千円札はあっても小銭が足りない。仕方無く、一万円札を出した。
何故か、黒服もミナも一瞬黙る。
「凄ぉいっ。ミナ、一万円札なんて、初めて見たー」
「す、すぐに釣銭を、ご用意して参ります」
そうか。この世界では、百万円札だ。
「やっぱり、王族は違うねー」