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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第26章 王子の代わり?
王子の振りをして、アイリの処女を奪ってしまった。M字開脚まで、教えたりして。
アイリをベッドに寝かせ、オマンコを拭いてあげた。
朦朧としたままのアイリより先に、シャワーを浴びる。この広さでは、二人で入るのは無理だろう。
少しして目を開けたアイリに、中までよく洗うように言った。
お互いに服を着ると、アイリに着いて部屋へ戻った。
「では、お休みなさいませ」
「あっ、ちょっと待って」
俺は急いで財布を出し、アイリに千円札を渡す。
「こんなに……」
「いいから」
「先輩達は、いつも小銭しか……」
呟いたアイリが、慌てて手で口を隠す。
そういう事か。
「じゃあ、はい」
100円玉も渡した。
「札は隠して、100円を貰った事にしなよ」
「ありがとうございます。別の国の、王子……」
「え……」
俺は戸惑うしかない。王子の振りをして、処女まで奪ってしまったのに。
「しっ、知ってたの?」
「はい。王に用があって行って、階段で話を聞いてしまいました」
風呂に迎えに来た時から、バレていたのだ。
「この事は、ご内密に致しますので」
「ああ。頼むよ」
「では、失礼致します」
静かにドアを閉め、アイリが出て行く。
ベッドに寝転がった時、ノックと同時にドアが開いた。
王との話の時にいた、年配のメイドだ。
「王子が戻られました。急いでこちらを」
渡されたのは、俺の服や下着。急いでそれに着替えた。
「王と話す時間がありません。急いで地下へ」
彼女に着いて行くと、馬車がある。
「人目に着かないよう、馬車で街の外まで出てください。それと。王からの褒美です」
渡されたのは、新品の一万円札。この世界では百万円の価値。だが、元の世界に戻れば消えてしまう。気持ちだけはと、有難く頂いておいた。
馬車に乗り込むと、すぐに走り出す。
「窓からお顔を出さないように」
彼女の声。
最後にアイリに会えなかったのが、心残りだ。
会ったとしても、何も言えない。2度と会えない。
馬車は急な坂を登り、街へ出た。
殆ど暗闇の中を駆けて行く。
外を見たかったが、言われた通り窓から顔を出さずにシートに座っていた。
つづく