この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第31章 一緒の海
トトトと階段を上がって来る音は麻菜(まな)だ。
俺はベッドに転がって読んでいた漫画を閉じて、起き上がった。
「お兄ちゃん! 行くよっ!」
大学生の俺も小学5年生の麻菜も、今は夏休み中。今日は、先週から約束させられていた、2人で海へ行く日だ。
麻菜は幼い頃から、俺のことを恋人だと思っている。
少し驚かせようとしていたら、結局セックスをしてしまった……。
勿論麻菜は初めてだったが、感じすぎたり、一所懸命フェラをしてくれたり。
だから俺も腹を決めて、今はまだ誰にも秘密だが、お互い晴れて恋人同士となった。
麻菜はやたらと耳年間。もうセックスした経験のある同級生から、オマンコやらチンポやら、言葉だけは色々と聞いていたようだ。
5年生にしては小柄で、140cmないだろう。ただ大きな目や筋の通った小振りの鼻は、細見の体と合わせて中々可愛い。髪型はいつものツインテール。
美少女と表現してもいいだろう。
「お兄ちゃん。見て見てぇ」
今日の麻菜は、花柄のアロハシャツ風のワンピース。見えている細い膝が可愛い。
麻菜はいきなり肩紐を外し、ワンピースを脱いだ。
今ここで脱がれたら、と思ったら、下は水着だった。
「ねぇ、似合う?」
チューブトップのブラに、下はフリルの付いたビキニスタイル。色は薄いブルーで、麻菜によく似合っている。
「うん。可愛いよ」
「よかったー」
そう言うと麻菜はワンピースを着て、荷物を持った。
「お兄ちゃん。早く行こうよー」
「解った、解った」
俺も荷物を持って、急かす麻菜と一緒に階段を降りる。
「行ってらっしゃい。気を付けてね」
一階のキッチンにいた母親の言葉に頷いてから、玄関横の車に乗り込む。
海までは、高速が渋滞だろうから2時間くらい。でも麻菜と一緒なら退屈はしないだろう。
思った通り、道中は麻菜が色々なことを話してくれた。
この前秘密だと言ったのに、セックスしたことを同級生に自慢したらしい。それと、イったことも。
俺がヤったヤってないで盛り上がっていたのは、高校生の頃だ。
少しの間に進んだのか、女の子の方がヤリ手なのか……。
パラソルの下のサマーベッドに横になって、2人とも休む。