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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第37章  引っ越し



「麻菜!」
「お兄ちゃん!」
 待ち合わせ場所で車を降り、一週間振りの再会。
 その間はメールの遣り取りをしていたから、そんなに淋しいとは感じなかった。
 確実に、会えるということもあったせい。
 待ち合わせたのは、家から大分離れた場所。
 隣だった時なら会っていてもおかしくないが、わざわざ会いに来たとなると怪しまれるから。
 麻菜には悪いが、電車で数駅来てもらった。
 同じ小学校の生徒や保護者にも見られたくない。
「どこ行こうか」
 車に乗って訊くと、麻菜が寄りかかってくる。
「決まってるでしょ。ねぇー」
 麻菜がこんな風に言う時は、セックスだ。
 本当に、いやらしいコに育ててしまった。
 そう考えつつも、俺だってヤりたい。思いは同じということで、すぐラブホへ向かった。


 セックスをしないとしても、ラブホはいい密会場所かもしれない。
 俺と麻菜じゃ、街中で堂々とデートするのは難しい年の差。
 歳の差というより、麻菜の年齢が問題だ。それに街中へ出れば、誰に見られるか分からない。
「お兄ちゃん……」
 部屋に入ってすぐ、せがむような麻菜にキスをした。
 舌を絡め合い、一週間振りに愛情を確かめ合う。
「んっ……。ふぅっ……」
 毎日に近いくらい会っているよりも、想いが膨らんでいた。
 麻菜も同じなのか、以前より激しく舌を絡めてくる。
 長いキスの後、麻菜がニッコリと笑う。
 俺も自然に微笑んでいた。
「麻菜、シャワー浴びてくるねー」
「ああ」
 トトトという感じで、バスルームへ行くのを眺める。
 バスルームは、脱衣所以外ガラス張り。
 麻菜もそれに気付き、中から全裸で手を振っている。苦笑してからベッドへ座り、体を洗う麻菜を見ていた。
 少ししてから来た麻菜は、バスタオルも巻かずに全裸のまま。その上、髪まで濡れている。
 ボディーソープなどは使わないように、車の中で言っておいた。
 俺ならシャンプーの匂いをさせて帰っても、もう大人だ。でも麻菜は五年生。


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