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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第42章 03 スク水ロリちゃん
待ちに待った週末! 準備は整っている。
先週“大人のオモチャ”を頼んだ時、別の大手通販サイトでバックルが格好いいベルトも買った。
“王族”たるもの、大きな金属製品を身に付けなければ。
安い物にしたが。
そのベルトと色々と詰め込んだ鞄を斜め掛けにして、黒いシミに入った。
◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆
着いたのは砂漠地帯。
気温もかなり高い。
見渡す限り砂だが、オアシスのように街があった。
後にドアがあるのを確認してから、その街へ入る。
賑やかな所だが、見覚えは無い。
街のあちこちに水場があり、本当にオアシスのようだ。
「馬車……」
大通りに停めてあった馬車に近寄る。
「お客さん。乗るんですか? あっ。これは、失礼致しました」
馬車に座っていた男の態度からして、俺はやはり王族に見えるらしい。
「繁華街まで、いいかな?」
歩いて行かれるだろうが、本物の馬車に乗ってみたかった。
「街中なら、5円ですが」
「釣りはいいよ」
10円を渡すと、男は快くロリちゃんのいる店の前で降ろしてくれる。
思った以上に尻が痛かったが、体験は楽しかった。
呼び込みの男によると入店料は100円で、すぐに入った。
黒服に驚かれたが、俺も店内を見て驚く。
席に着いているロリちゃん達は、みんなスクール水着。
ついそれを眺めながらボックス席に着いた。
一番高い300円のボトルを頼み、ロリちゃんが来るのを待つ。
その間も、見える範囲の席をチラ見してしまう。
スク水が、この世界にあるなんて。
デザインも、俺の世界の物と変わらない。
「失礼致します。シオンさんです」
ボトルと一緒に、ロリちゃんが黒服と来た。
「初めまして。シオンです。よろしくお願いしまーす」
笑顔で隣に座ってくる。
「よろしく。俺のことは、お兄ちゃんて呼んで? 敬語は使わないでね」
「はーい。お兄ちゃん」
シオンを見つめてしまった。