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悠一郎の独り言
第35章 2017年12月25日(月)22:06
なので、次はタワーに登りました。
福岡市方面と海が一望できます。
クリスマスイブだけあって、周りはカップルだらけでした。
その中に私たちも混ざり夜景を堪能しました。
楽しい時間はあっという間に終わるもので23時になる頃に帰ることにしました。いつものように公園を歩いてです。
少しでも長く一緒にいられるように、どちらからともなく速度は緩まります。
いつも絵を描いている場所に着くと、足は自然と止まってしまいました。
手に持っている絵と同じ風景をみながら立ちすくしていると、私の手に沙羅さんの温もりが伝わってきました。
そっと繋がれた手。
私はその手を握りしめて言葉を選びます。
どう言えばいいのか悩んでいると、沙羅さんが先に口を開きました。
「…まだ…帰りたくはありません…」
沙羅さんを見ると、少し寂しそうな、そして恥ずかしそうな表情で前を見据えていました。
「私も…です…まだ、沙羅さんと一緒にいたい…」
沙羅さんの表情を見ていたら、そんな言葉がでてきました。
このままお店に行って珈琲を飲みながら時を過ごすのだろうと、それもいいと思っていました。
「悠一郎さんの…家に行っていいですか?」
と、まさかのおうち訪問です。
それが何を意味するのか…
「っごめんなさい…急には無理ですよね…ごめんなさい…」
何も返事をしなかったので、沙羅さんは謝ります。
「いえっ……私は…大丈夫ですが…あのっ…えっと…」
もう歯痒いですよね。
私の部屋に来たいと言ってくれたのに、何も返せない自分が嫌でたまりません。
「…すいません…正直…戸惑っています……こういうのは慣れていなくて…」
正直な思いを口にしました。
「ですが…私も、もう少し…一緒にいて欲しいです…………私の家でよければ……」
もう、顔が真っ赤だったと思います。
冬なのに身体の奥底から暑くなり、上着を脱ぎたいぐらいでした。
「…はい…」
私の言葉に沙羅さんは俯き加減に返事をしてくれました。
福岡市方面と海が一望できます。
クリスマスイブだけあって、周りはカップルだらけでした。
その中に私たちも混ざり夜景を堪能しました。
楽しい時間はあっという間に終わるもので23時になる頃に帰ることにしました。いつものように公園を歩いてです。
少しでも長く一緒にいられるように、どちらからともなく速度は緩まります。
いつも絵を描いている場所に着くと、足は自然と止まってしまいました。
手に持っている絵と同じ風景をみながら立ちすくしていると、私の手に沙羅さんの温もりが伝わってきました。
そっと繋がれた手。
私はその手を握りしめて言葉を選びます。
どう言えばいいのか悩んでいると、沙羅さんが先に口を開きました。
「…まだ…帰りたくはありません…」
沙羅さんを見ると、少し寂しそうな、そして恥ずかしそうな表情で前を見据えていました。
「私も…です…まだ、沙羅さんと一緒にいたい…」
沙羅さんの表情を見ていたら、そんな言葉がでてきました。
このままお店に行って珈琲を飲みながら時を過ごすのだろうと、それもいいと思っていました。
「悠一郎さんの…家に行っていいですか?」
と、まさかのおうち訪問です。
それが何を意味するのか…
「っごめんなさい…急には無理ですよね…ごめんなさい…」
何も返事をしなかったので、沙羅さんは謝ります。
「いえっ……私は…大丈夫ですが…あのっ…えっと…」
もう歯痒いですよね。
私の部屋に来たいと言ってくれたのに、何も返せない自分が嫌でたまりません。
「…すいません…正直…戸惑っています……こういうのは慣れていなくて…」
正直な思いを口にしました。
「ですが…私も、もう少し…一緒にいて欲しいです…………私の家でよければ……」
もう、顔が真っ赤だったと思います。
冬なのに身体の奥底から暑くなり、上着を脱ぎたいぐらいでした。
「…はい…」
私の言葉に沙羅さんは俯き加減に返事をしてくれました。