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悠一郎の独り言
第7章 2017年11月16日(木)22:01
一日一日と寒くなってきました。
あと少しで外で絵を描くのも終わりかもしれません。
いつもだったら何も思わないのですが、今は沙羅さんと会える唯一の時間なので、とても寂しく思います。
いつもの時間に公園に行くと、沙羅さんは絵を描いていました。
そしてその横には見知らぬ男性が立って仲良く話していました。
正直ショックです。
ここは私と沙羅さんの神聖な場所なのにと…嫉妬心が芽生えてきました。
だけど、ここは公園。
そう思う方がおかしいのですよね。
どうしていいのか分からずに立ったままいると、その男性が私に気がつきました。
「彼氏さんが来られたようですよ…」
その言葉に沙羅さんは振り向き、私に笑顔を向けてくれました。
私は、その男性の【彼氏さん】の言葉にドキドキです。
今まで【彼氏さん】などと呼ばれたことがないので、うれしいやら恥ずかしいやら何とも言えない感情です。
「今日は遅かったですね」
沙羅さんはそう言って、自分の横をポンポンと叩いて「おいで」と言ってくれてるのでしょうか?
私は、その手に誘われるかのように沙羅さんの横に行き座りました。
男性を振り向くと、にっこりと笑って「じゃあね」と沙羅さんに一言告げて行ってしまわれました。
聞けないけど気になります。
それが伝わったのか、沙羅さんが少し困った顔をしながら言ってくれました。
「ごめんなさい…あまりしつこかったので彼氏と待ち合わせしてるって言ってしまったんです」
その言葉で、先ほどの男性がナンパだったと分かりました。
こんなかわいい子が、ひとりでいたら声をかけられるのも無理はないと思います。
私も、積極的な性格だったら声をかけていたと思いますから。
「大丈夫…でした…か?」
「はい。すぐに悠一郎さんが来てくれたの助かりました…」
あと少しで外で絵を描くのも終わりかもしれません。
いつもだったら何も思わないのですが、今は沙羅さんと会える唯一の時間なので、とても寂しく思います。
いつもの時間に公園に行くと、沙羅さんは絵を描いていました。
そしてその横には見知らぬ男性が立って仲良く話していました。
正直ショックです。
ここは私と沙羅さんの神聖な場所なのにと…嫉妬心が芽生えてきました。
だけど、ここは公園。
そう思う方がおかしいのですよね。
どうしていいのか分からずに立ったままいると、その男性が私に気がつきました。
「彼氏さんが来られたようですよ…」
その言葉に沙羅さんは振り向き、私に笑顔を向けてくれました。
私は、その男性の【彼氏さん】の言葉にドキドキです。
今まで【彼氏さん】などと呼ばれたことがないので、うれしいやら恥ずかしいやら何とも言えない感情です。
「今日は遅かったですね」
沙羅さんはそう言って、自分の横をポンポンと叩いて「おいで」と言ってくれてるのでしょうか?
私は、その手に誘われるかのように沙羅さんの横に行き座りました。
男性を振り向くと、にっこりと笑って「じゃあね」と沙羅さんに一言告げて行ってしまわれました。
聞けないけど気になります。
それが伝わったのか、沙羅さんが少し困った顔をしながら言ってくれました。
「ごめんなさい…あまりしつこかったので彼氏と待ち合わせしてるって言ってしまったんです」
その言葉で、先ほどの男性がナンパだったと分かりました。
こんなかわいい子が、ひとりでいたら声をかけられるのも無理はないと思います。
私も、積極的な性格だったら声をかけていたと思いますから。
「大丈夫…でした…か?」
「はい。すぐに悠一郎さんが来てくれたの助かりました…」