この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
悠一郎の独り言
第8章 2017年11月17日(金)19:17
「変な話をしちゃいましたね。…絵を描きますか?それともこのまま…」

話をしなくなった私を気遣ってか声をかけてくれます。
本当に全てに置いて、申し訳なく感じてしまいました。

「申し訳…ない…私が…話が苦手なばかりに…辛いお話をさせてしまって…」

正直に謝りました。
本当は母親が亡くなったことなど話したくはないはずです。
それなのにと思うといたたまれなくなりました。

「あっ…そんなつもりで、お話したわけじゃないんです…なぜか…悠一郎さんには知って欲しいなと思ってしまって…。私の方こそ、ごめんなさい」

取り繕うかのように笑う沙羅さんは本当に良い子です。

「ありがとう…ございます…今日は…このままお話をしていたい気分ですね」

そういうと、沙羅さんは新しい珈琲をとクッキーを出してくれました。
そして17時前まで色々な話をしました。
色々と言っても、他愛もない話です。
話をしながら、今度は私の話をしてみようかと思いえるようになりました。
沙羅さんが私に知って欲しいと思う気持ちと同じ様に、私も、私の事を知って欲しいと思ったんです。
それでどう思うかは分かりません。
つまらない男と思われるかもしれません。
だけど、それが私なのです。
彼女に好きになって貰うために、自分を偽っても意味はないような気がします。
ありのままの私を見てくれたらと。
そう思って、この年まで独りなのですけどね(笑)

そんなわけで今日も一日素敵な日となりました。
明日は雨予報です。
二日続けて会いに来るわけにもいきませんので、晴れてたら会いましょうと言葉を残してお店を後にしました。

明日も会えることを祈っています。


明日も素敵な一日なりますように…
/170ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ