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悠一郎の独り言
第9章 2017年11月18日(土)21:52
それでも一周は短くて、あっという間に終わってしまいます。
今日は本当にこれで終わりです。
たった20分
とても寂しかったです。
別れ際に沙羅さんから言われました。
「今日は会えてよかったです…でも、これからは約束はしないでおきませんか?今日は出会えましたけど、お互いに待ち続けるには寒すぎますから…」
その言葉はもっともでしたが、そうなると沙羅さんと会えなくなります。
かと言って、他に言葉が見つかりません。
なので、頷くしかないのです。
出逢ったのが夏だったらよかったにと思います。
そしたら、毎日でも会えていたのにと。
「たまには…お店に顔を出してくださいね…それとこれ…」
と言って、一枚の紙を渡されました。
「では、また」
沙羅さんはそう言ってあっさりと帰っていかれました。
その後姿を寂しい思いで見続けていました。
うぬぼれているつもりはありません。
けど、少しは好感をもってくれていると思っていましたので、すごくショックでした。
やはり、私には無理は相手だったのでしょうか。
やはり、見てはいけない夢だったのでしょうか?
こんな思いをするから人と関わるのが苦手で、報われないと分かっているから好きになることを避けていたのですが…結果は同じ…
溜息をついて、帰ることにしました。
トボトボと帰る道は、とても遠く永遠と続くかと思えました。
マンションに戻り、鍵を取り出そうとポケットに手を入れたときに、握り締めている物に気がつきました。
そこまですっかり忘れていたのです。
余りもショックすぎて握っていることも忘れてました。
今日は本当にこれで終わりです。
たった20分
とても寂しかったです。
別れ際に沙羅さんから言われました。
「今日は会えてよかったです…でも、これからは約束はしないでおきませんか?今日は出会えましたけど、お互いに待ち続けるには寒すぎますから…」
その言葉はもっともでしたが、そうなると沙羅さんと会えなくなります。
かと言って、他に言葉が見つかりません。
なので、頷くしかないのです。
出逢ったのが夏だったらよかったにと思います。
そしたら、毎日でも会えていたのにと。
「たまには…お店に顔を出してくださいね…それとこれ…」
と言って、一枚の紙を渡されました。
「では、また」
沙羅さんはそう言ってあっさりと帰っていかれました。
その後姿を寂しい思いで見続けていました。
うぬぼれているつもりはありません。
けど、少しは好感をもってくれていると思っていましたので、すごくショックでした。
やはり、私には無理は相手だったのでしょうか。
やはり、見てはいけない夢だったのでしょうか?
こんな思いをするから人と関わるのが苦手で、報われないと分かっているから好きになることを避けていたのですが…結果は同じ…
溜息をついて、帰ることにしました。
トボトボと帰る道は、とても遠く永遠と続くかと思えました。
マンションに戻り、鍵を取り出そうとポケットに手を入れたときに、握り締めている物に気がつきました。
そこまですっかり忘れていたのです。
余りもショックすぎて握っていることも忘れてました。