この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
悠一郎の独り言
第27章 2017年12月15日(木)00:44
こんな時間になってしまいました…

今日は2時ごろに沙羅さんのお店に行ってきました。
お店のドアを開くと、沙羅さんは笑顔で迎えてくれました。
マスターはでかけたようで、沙羅さんとふたりです。
気まずいです…
ランチを一緒にということでランチをだしてくれました。
ワンプレートではなく、チーズフォンデュでした。
ワインで乾杯したいところでしたが、午後からも仕事があるのでノンアルビールで乾杯しました。
ふたりでチーズフォンデュはドキドキしますね。
いろんな食材をチーズに絡めて、それは楽しい、そして気恥ずかしいひと時でした。

「そういえば、聞きたいことって何ですか?」

もう食材もほとんど残ってなく、珈琲の準備をしている沙羅さんが口を開きました。
そうです。
担当者さんが、聞きたいことがあるとLINEしたんですよね。
今更、何もないは通用しないのでしょう。
なので、聞いてみることにしました。
しかし、その言葉が口を出るまで相当の時間がかかってしまいました。
けど、きちんと言えましたよ。

「この前の日曜日…楽しそうに話されていましたよね…その…男性と…」

私の言葉に、沙羅さんはきょとんとされていました。
そして、「あ~」と何かを思い出したかのように笑顔になりました。
その笑顔が恐くて…俯いてしまいました。
耳を塞ぎたいと思うのはこういう時なのですね。

「高校の時の同級生なんですよ。出張でこっちに来たからと寄ってくれたんです…」

その言葉に顔を上げると、少し顔を赤らめていました。

「悠一郎さん…来てくれてたんですね……うれしい…」

とはにかみながら言われて…何がなんだか分からなくなりました。

『うれしい…』

その意味が分かりませんでした。

「今度からは遠慮しないで入ってくださいね。紹介しますから…」

紹介…私のことを何と言って紹介するのでしょうか?
友達…
趣味仲間…

「あっ…今度の月曜日の夜は時間ありますか?福岡城チームラボ城跡の光の祭典に行きませんか?」

「えっ…」

いきなりすぎて、聞き返してしまいました。
冬限定のイベントで、クリスマスイルミネーションに匹敵するほどキラビらかなライトアップ
有名なデートコースです。
/170ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ