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第17章 恋敵を成敗

二人は事実ではない事で
言い合いをしていた。


『あれ？さくらちゃん？』


！！！！！！！！
やばい。
あいつどこ行った？
最悪だ。ほっといた俺のせいだ。



『帰っちゃったのかな？
駅に入っちゃったかな？』

「浜田これ以上桜に近寄るな。
今までのことはもう気にしてない。
だけど桜だけは手出したら
絶対許さないからな。」

『余裕ないね。そんなに好きなんだ。
今までの子みたいにしてたら
さくらちゃん可哀相だね。
そうなったら言っていつでも、もらうから。』

「バカかお前。
そうならねぇよ。」










聖は桜に電話した。

出ない。

切ってまたかけた。




無惨にも呼出音だけが聞こえる。





電車には乗ってないだろう。
タクシーで帰ったかも。



聖はタクシーに乗って家に向かった。
でも、すれ違いが起きていた。


桜はその場から離れて
無意識のうちに改札に向かい
家の最寄り駅に向かう
電車に乗ろうとしていた。
聖の電車には気づいていなかった。



『さくらちゃんここにいたの？』

「．．．．．．」

『今から家帰るの？』

「．．．．．．」

『無視しないでよ。電車同じ方向だから
一緒に乗っていい？』

「．．．．．．」

『伊東帰っちゃったよ？』

「．．．．．．」

『さくらちゃん無視しないで？』

「あの…ほっといてください。」

『心配だから。駅着くまで話そうよ。』



二人で電車に乗ってしまった。




そして、衝撃的な事を知ることになる