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第17章 恋敵を成敗

桜は頭の中でいろいろ考えながら
お風呂に入っていた。

聖さんと居ていいの？
あの人は現れない？
元カノとまた付き合ったりしない？
このマンション売るって簡単に出来るの？



よく分からなくなってきた。



聖のことはやっぱり好きだし
一緒にいて安心出来る。
けど同じ仕事のあの人に会う可能性がある。
違う支店に行ったからって
あの会社に来たら…
近くに来ちゃったら会っちゃう。
ショップを辞めて聖の会社に行ったところで
会うとパニックになりそうだから。


だから全てが…
何もかもが怖くてたまらない…



そんな事考えていたら

マイク越しに

「桜。いつまで入ってんの？
早く出てこい。飯できた。」

「はい。今から出ます。」



桜はお風呂から出て
髪にタオルを巻いて
リビングに向かった。


聖は桜にキスをする

「さっぱりしたか？」

「はい。ありがとうございました。」

「お礼なんかいらねぇよ。
お前ん家でもあるんだから
好きな時間に入れよ」

「．．．はい。」



聖は桜の間が気になったけど
仕事に出かける準備をして
一緒に朝食を食べて
聖は仕事へ。
桜は朝食の片付けをして
会社に電話をした。


1週間の休みをもらった。



昼間は聖が居ない。
1週間休みだから昼間は一人。


桜はチャンスだと思った。






聖が居ない間に．．．




























ここを出ていこうと。






その準備をしようと。