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幸せになれる恋
第17章 恋敵を成敗


聖は桜を抱き上げてリビングに移動して
ソファーに座っていた。
起きない桜の頭を撫でながら
起きるのを待っていた。


最近桜はいつも丸まっている。


それは何故かすぐ分かった。
抱き枕がないと寝れないと言っていた桜
自分を抱いて寝ていたのだ。


聖は桜が居なくなりそうだから
そうなるのが嫌だから
思い切り桜を抱きしめた。


桜は苦しくて少し動く。
そして目を覚ました。


「聖さん。痛い!」

「桜おはよう。LINE見てない?
既読にならなかったから不安で
慌てて帰ってきたら居なくて
探したらクローゼットに居た。
何であんな所にいたの?」



聖は優しく聞いた。


「いろいろ考えてたんです。
そしたら怖くなって
見つからないところを探して。
ホントは外に出て遠い所に行きたいのに
怖くて行けないから…
家の中彷徨ってクローゼットに行き着きました」

「不安になったなら何で電話してこないの?」

「邪魔したくないから…」

「桜。頼ってって言ってるよね?
何で頼ってくれないの?
俺はそんなに頼りないか?」

「ううん。違うんです。
頼りたい。守ってほしい…」

「そうさせて欲しい。」

「でも、出来ない。
困らせたくないし迷惑かけちゃってるから…
これ以上近くに居たら…
だから。
仕事も辞めてマンションも引き払って
遠くに行って心機一転違うことしたい。
会いたくないし怖い…」

「さくら。ちゃんと言ったよね?
頼って欲しいって。
俺に黙って出ていこうとしたの?
桜が居なくなったら俺はどうしたらいい?
何もかも意味なくなって
俺は居なくなるかもしれない。
でも、俺はそうなった時の残された方の
辛さを知ってるから…
だから...
黙って居なくなるなよ。
ずっと傍に居て俺を救って。」



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