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第20章 行方不明

《聖さん。
お仕事お疲れ様です。
お弁当ありがとうございました。
あの、あんなにふりかけ、なくて大丈夫ですよ。
美味しくいただきました。
仕事終わったら会社行きます。
お昼からも頑張ってくださいね。 桜》


ふー。



《お疲れ
弁当ちゃんと全部食えよ。
ふりかけ何かに見えなかったか？》


《ふりかけ？別に。
大量にかかってるなーって思いました。
なので少な目でお願いします！》


《それだけか？》


《はい。お弁当全部食べました。
ごちそうさまでした》



《そっか。また夜な…
仕事頑張れよ》




桜はハートって分かったけど
分からない振りをした。

これでいい。



少し休んで化粧を直して店に戻って仕事をした。



路面店の店の外から誰かが見ていることには
気づいていない。


そしてこのあと夜まで居たことも…
聖の会社まで付けられていたことも．．．



























そして桜はまた恐怖に怯えることになる
























彼のせいで。