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幸せになれる恋
第20章 行方不明


隣から声だけが聞こえる。


『椅子動かすよー』

『リラックスしてね』

『はい。洗浄するから水かけるよ』

「痛い…」

『切れてるんだよねー。しみたね。ごめん。
じゃぁ、カメラで診るからちょっと棒入れるよ』


「痛い…嫌だいやいやいやーーーー。
辞めてお願い…痛い…怖い。
嫌だーー。助けて…聖さん!!!!」

「桜!大丈夫。
隣にいるから。そっちいけないんだよ。
先生女の先生だから大丈夫。」

「嫌だ。しないで。痛い、怖い。」



ドタバタ桜が暴れてるのが分かる。

「桜?大丈夫だから。ちゃんと診て貰っておこう。」

『彼入ってもいいわよ。カーテンしてるから。
隣に居てあげて。』

「失礼します。」



隣に移動すると桜は目に涙を溜めて
こっちを見ていた。
頬には涙が伝ってできた痕がある。


「大丈夫だから。ほら手繋ごっか。」



聖は桜の手を握って隣に立っていた。


『はい。入れるよー。』

「うっ...」

「桜、大丈夫。」

『うん。中は綺麗だから大丈夫。
はい。いいよー。椅子戻すから着替えたら
戻ってきてね。』

「桜、あっちいるからゆっくり着替えておいで」



聖は先に戻った。
しばらくして桜は下を向いて唇を噛みしめて
戻ってきて椅子に座ると
黙って聖の手を握ってきた。
痛いって思うほど強い力で握っている。

桜の細い身体でこんな力があるのかってくらい
思いっきり握ってきた。


不安なんだろう。怖いんだろうと分かり
聖も桜の手を握った。



『アフターピル出すから今飲んで。
明日と明後日も飲んでね。
そしたら数日で生理来ると思うから!』


「はい…」

「ありがとうございました。
失礼します。」



二人は会計して外に出た。



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