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幸せになれる恋
第21章 浜田への制裁


聖は貴史に連絡した。
これからの浜田への対応を教えてもらうため。
そして裁判をしてでも二度と近づけないために。


『聖、何時だと思ってんだ?』

「悪い...」

『元気ねぇな。力になるから。』

「え?」

『優と飲んでる。お前から連絡あったって。
何か深刻そうだったって言うから心配してた。
何かあったのか?』

「あぁ。あった。相談したい事がある。」

『聞くよ。いつがいい?』

「明日でも大丈夫か?」

『いいよ。明日別に裁判もねぇし
事務所いる予定だったから。
優も心配してる。』

「そこにいるのか?」

『いるよ。そろそろ解散ってところ。』

「なら優も明日来れるなら来てもらって。
明日休みだから飲んでんだろ?」

『言っとくよ。お前無理』

「きゃーーーーーーーーー。やめてーー」


桜の叫び声がした。
「貴史悪い。明日いつでもいい。
優と二人でうちに来てくれ。
かけたのに悪い。切る」



****************



『優。聖に何があった?』

『分からない。いきなり電話あって
低い声で俺の行ってる病院の産婦人科医師の女医は
信用できるか?って聞かれた。』

『あいつの電話越しに女の叫び声がした。
聖って彼女いたっけ?』

『分からない。最近会ってないし。
電話はしてたけど。』

『最近女が出来て、産婦人科医師の確認
それで俺に弁護士の仕事の依頼...』

『うん。いい事じゃないのは確かだね』

『あぁ。優明日いつから行ける?』

『俺は休みだからいつでも。』

『俺も早めに行って仕事片付けるよ。
10時にあいつの家の横の駅な。』

『分かったよ。』




優と貴史はそんな会話しながら
解散しそれぞれの家に帰った。



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