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第21章 浜田への制裁

しばらくして優と貴史があがってきて
リビングのドアを開けた。

『聖、俺たち聞いてない。
彼女が出来たとか知らない』

「優、俺たちガキじゃないんだから
いちいち彼女ができた。とか報告するか？」

『だって俺が彼女出来た時言ったじゃん。
ちゃんと言えって。』

「それはお前がいつも女不安にさせて
なかせてるからだろ。」

『貴史もきいてないよな？』

『聞いてないけど優みたいに
うだうだ言うような事ではない。』

「だってさ優。
それより紹介しとく。
彼女の相川 桜ね。今日急だけど
彼女のことで貴史にきてもらった。
優も昨日電話していきなりすまなかったな」

「相川桜です…」

『桜ちゃんね。おれは松本優です。』

『近藤貴史です』




みんなで自己紹介をしコーヒーを聖淹れるのに
キッチンへ行くと桜も付いていった。

二人にコーヒーを差し出すと

『桜ちゃんは聖が好きなんだね！
聖も桜ちゃんが大事なんだな。
いいなぁ！俺もそんなに愛されたい。』

「優。お前キモイ。
ってか愛美ちゃんいるだろ。」

『最近冷たいんだよ。
かまってくれないって怒ってる。』

「だったら貴史とか俺に連絡せずに
愛美ちゃんに連絡してやれよ。」

『だってー．．．』



皆はくだらない話をしてる中
桜は暗い顔をして落ち込んで
聖の服をぎゅっと握っていた。