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第27章 夏の思い出

海に入り楽しんだ２人。

真っ青な海に白い砂浜で
桜は沖縄に来たことを嬉しく思っていた。


しばらくして

「聖さん。お手洗い行きたいです。」

「分かった！じゃついでに食べ物とか
買ってからまた戻るか」


桜は焼きそばが食べたいと
軽くスキップしながらトイレに向かった。


桜は女の子だから時間がかかる。
その間に聖も済ませて桜を待っていた。


すると女の子二人組に声をかけられた。


『あのー、もしよかったら
一緒に海で遊びませんか？』

「は？いや、俺はいい。ツレがいるから」

『じゃぁ、その方も一緒に！ねっ？』

「いや、まじでいいから。」

『私達千葉から来たんです！
一緒に旅行満喫しましょうよ』


聖はうざいな。
お前らに何か興味ねぇよ。と思いながら
桜を待っているが一向に来ない。

かれこれ15分程経つのに桜が居ない。
聖は女の子達に別れを告げて
売店に向かったが居ない。
心配になり、パラソルのところまで戻ると
桜が居てその横に
ビーチボールを持った男がいた。


聖は苛立ちながら急いで戻り
近くに行き声をかけた。