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第6章 お姉ちゃん〜転がり始めた結婚生活

ああ・・・悔しい！新婚なのにハネムーンは不倫相手と？

もう、こんなことなら結婚しなければよかった。

どれがほんとの先生なの？

愛してるのは嘘？

具合が悪いので早めに自宅に戻ってきた。

知ってましたか？この上には若先生の息子さん、啓(ひらく)が住んでいる。
義理の息子です。

啓だってお父さんと町子さんの不倫は知っている。
この家のみんなが怒っているのだ。

この家の中は啓と志乃の二人。
志乃はまだ起きてこない。

とりあえず誰も入らぬよう家中の鍵を閉めた。みんな飢えた狼だからね。


「志乃さん？もう昼になるけど？」

おいおい、このかっこなに？
スケスケネグリジェ。

お姫様はキスでめが覚める・・・かな？

志乃の上に覆い被さり、ねっとりとキスを交わした。


『ん・・・んん・・・
啓君！嫌よ、見ないで・・・』

ネグリジェが恥ずかしいみたいだ。


「具合悪そうだね、昼抜かしてもいいから、横になるといいよ。
それにしても色っぽいね。」