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萌のお姉ちゃん
第8章 お姉ちゃん〜いつまでもあなたを
「ちょ、ちょっと、志乃さん、大丈夫ですか?」


『ん・・・。』

がたがた・・・。


「あ、雨に打たれたから!大丈夫ですか?こちらです、これますか?」

桜が支えながらリビングのソファに座らせた。


「タオル、どうぞ。あと、レモンティーです。熱いから気を付けて。」


『ありがとう。っつ・・・。』

頭をおさえた。


「どうしましたか?」


『飲みすぎちゃいました・・・。』


「誰にでもあることですよ。起きれますか?」


『それが・・・。』

顔が赤い。息が乱れている。


「えっ、ちょ、ちょっとまってください?」

おでこが熱い。
熱を測ったら、38.9ある。
まじか!


「志乃さん、どうしようか、ほんとは家に帰るのが一番なんですよ。」


『お店にはタクシーで来たわ。その前に買い物もして…伊勢丹、住所が覚えられなくて。
近場の駅からいつもタクシーに乗るのよ。』


「ああ、さっぱりだ。仕方ないです。
僕のむさくるしい家で申し訳ありませんが、泊まってってください。
お風呂はいれそうですか?
無理、ですよねー。
僕のシャツしかないですが・・・」

ワイシャツを借りて着替えた。
じゃあ、ベッドにどうぞ。


『すみません・・・』

僕、ソファにいるので、呼んでくださいね。

どのくらい寝ただろう…ソファに寝ている僕の頬を叩くような、撫でるような感触がする。


「志乃さん!どうしたの!呼んでくれれば・・・」


『こ、え、で、な、い』

倒れこんでしまった。志乃さんっ!

んー。熱を測った。39.7やばいな。
なんとか抱っこをしてベッドに運んだ。

一人はヤバイかも。声でないのがな~。


「あ!ケータイありますか!メールでやりとり!」


「え?家にある??ガーン」


「志乃さん、僕、隣にいますから、安心して寝てください。
とりあえず解熱鎮痛剤です。飲んでください。」


『あ・・・り・・・が・・・』


「無理しないで。大丈夫。お休みなさい。」

志乃は無意識に桜の肩に頭を寄せ、腕を腰に回していた。

・・・落ち着く姿勢なのかな。

これまで孤軍奮闘頑張ってきた志乃。あそこまで裏切られ、心が折れそうだろうに。
自然に肩に手を回し背中をさすった。




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