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太陽の王と月の姫
第7章 屈辱
アメリアが目を覚ますと、そこには見慣れない天井があった。
床は冷たい。手足には、手錠と足枷が付いており、とても不自由だった。
"ソレイユ城の牢か。"
アメリアは絶望した。あの場所で死にきれなかったことを後悔した。

「ようやく目を覚ましたのか。」
乾いた声が牢内に響く。
「ねえ…処刑はいつ?」
アメリアは力の無い声で問う。
「お前にはまだ死んでもらっては困る。クレセントの土地は、ソレイユのものとなった。よって、かつてのクレセントの国民は、ソレイユの国民となる。反乱が起こらないようにするためにも、アメリア王女には生きてもらう。」
「ねえ、私をどうするつもり?」
「俺の言うことに従ってもらおう。」
「もし拒否をすれば?」
「生き残りの兵士たちの首が飛ぶことになるだろうな。」
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