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太陽の王と月の姫
第7章 屈辱
翌日の夜、アメリアは家来に牢から連れ出された。
手錠がついていない代わりに、アメリアのまわりに3人もついている。
城内を歩かされ、着いたのは大きな扉の前だ。
家来のうちの1人がノックをする。
「入れ。」
扉が開くと、ルアンが立っていた。
3人の家来は、ルアンの前にアメリアをひざまずかせると、部屋から退出した。
「いつまでもそうしていると膝が痛くなるだろう。ここに座れ。」
座らせたのは、ベッドの上だった。
「前も聞いたでしょう?いい加減に答えて。私をどうするつもり?」
「俺との子を産め。」
思いもよらぬ答えに、アメリアは言葉も出なかった。
「アメリア、お前は頭が良いから分かるだろう。これから何をするのか。」
「絶対に嫌よ。好きでもない人と…」
ルアンは深く激しいキスでアメリアの口を塞ぐ。
"目がチカチカする。なにこれ…"
唾液の糸をひいてルアンは唇を離す。すぐさま、アメリアの服を強引に脱がす。
「やめて!!」
アメリアは抗うも、男の力にはかなわない。
全裸にされたアメリアの目には、見たことのないものがあった。
しかし、それが何なのかは分かっている。
「そんなに俺のを見て、いやらしいな。」
「こんなこと、今すぐやめて!!嫌!!」
「ならば、兵士たちの命と自分の処女…どっちを守るか選べ。」
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