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健康診断〜こんな健診アリ!?〜
第8章 ☆お互いの真実 彩七編☆
「条件?」
先生が目を丸くする。
「1回だけで良いから…」
毛布の裾を握りながら少しずつ話出す私。
「私と…私と……」
いざとなると言葉が出てこない。
頑張れ!彩七!
自分に気合いを入れて。
「デートして下さい!!!!」
「…デート?」
やっとの思いで言ってみたけど怪訝そうな表情してる?
でもここまで言ったなら最後まで言わなきゃ。
「私、先生のことが好きなんです!先生から見れば私なんて子供かも知れないけど…。私こそ、こんなやり方で最低なのは分かってます!本当に1回だけで良いので!!そうすればもうここには来ません」
「…参ったな」
先生がつぶやく。
そうだよね。
先生困ってるよね。
と、思ってたのに。

「まさかお前からそんな言葉出てくるとは」
そう言ってギュッと先生に抱きしめられた!
「お互い同じ気持ちだったみたいだな」
同じ気持ちってもしかして…?
「オレも好きだ。彩七が好きだ!」
先生が私を彩七って呼んでくれた。
好きな人に名前で呼ばれるのってこんなに嬉しいことなんだ。
初めて知ったよ。

私を抱きしめる先生の力が強くなる。
「でも、これって夢…?」
私もしかして夢見てる?
先生も私が好きって今聞こえたんだけど…。
「夢じゃない証拠が必要か?」
「証拠?」
私を抱きしめてた腕を離して先生が私を見つめる。
そして唇が近づいてきてキス…。
先生の温かい唇。
「彩七、好きだ…」
唇が離れたと思ったら再びキス。
今度は力強いキス。
「んっ…」
そのままベッドに押し倒される…!
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