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第9章 ☆お互いの真実 優人編☆

「条件？」
オレは目を丸くする。
「1回だけで良いから…」
少しずつ話出す彩七。
「私と…私と……」
彩七が許してくれるならどんな条件も受け入れる。
「デートして下さい!!!!」
「…デート？」
あ然とするオレ。
「私、先生のことが好きなんです！先生から見れば私なんて子供かも知れないけど…。私こそ、こんなやり方で最低なのは分かってます！本当に1回だけで良いので!！そうすればもうここには来ません」
そんな簡単なことで良いのか？
「…参ったな」
オレはつぶやく。
「まさかお前からそんな言葉出てくるとは」
そう言ってギュッと彩七を抱きしめる。
髪？服？
彩七から良い匂いがする。
「お互い同じ気持ちだったみたいだな」
呆然としてる彩七。
「オレも好きだ。彩七が好きだ！」

彩七を抱きしめる力を強くする。
「でも、これって夢…？」
夢だと思ってるのか？
「夢じゃない証拠が必要か？」
「証拠？」
彩七を抱きしめてた腕を離して彩七を見つめる。
そして唇を近づけてキス…。
彩七の柔らかい唇。
「彩七、好きだ…」
一旦、唇を離し、再びキス。
今度は力強くキス。
「んっ…」
そのまま彩七をベッドに押し倒す…！