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健康診断〜こんな健診アリ!?〜
第11章 ☆波乱のデート 彩七編☆
山盛りにあったパスタは、あっという間に空っぽ。
「いつもこんなに食べるの?」
「普段は1人だからそんなに食べない」
「なるほど。じゃあごちそうになったお礼に私は洗い物してくるよ」
食器を持って流し台へ。
優さんってできることがいろいろあるんだな。
洗い物しながら考える。
医者として具合悪い人を助けることができるし。
車の運転はできるし。
料理もできる。
でも私は優さんや周りの人に対して何ができる?
水道を出したまま考え込む。
「彩七?終わったか?」
テーブル拭きをした優さんが声かけてきた。
「あ、うん」
慌てて水を止める。
「何か考え事か?」
「何で分かるの?」
私は驚いた。
「急に元気がなくなったから」
「優さんは医者として具合悪い人を助けることができるし、料理はできるし、いっぱいできることがあってすごいなって。でも私は…あっ!」
優さんが私を抱きしめる。
「彩七だってできることはある」
「え?私にも?」
見上げると優さんと目が合った。
「オレの料理をおいしそうに食べてくれただろ」
「うん」
「1人暮らしのオレは料理作っても、おいしいって言ってくれる人はいない。彩七はオレの料理をおいしそうに食べることができるだろ?それは彩七にしかできないことだとオレは思う。他のことは少しずつできるようにしていけば良い」
「ありがとう。優さん」
私は優さんの胸に顔を埋める。
「いつもこんなに食べるの?」
「普段は1人だからそんなに食べない」
「なるほど。じゃあごちそうになったお礼に私は洗い物してくるよ」
食器を持って流し台へ。
優さんってできることがいろいろあるんだな。
洗い物しながら考える。
医者として具合悪い人を助けることができるし。
車の運転はできるし。
料理もできる。
でも私は優さんや周りの人に対して何ができる?
水道を出したまま考え込む。
「彩七?終わったか?」
テーブル拭きをした優さんが声かけてきた。
「あ、うん」
慌てて水を止める。
「何か考え事か?」
「何で分かるの?」
私は驚いた。
「急に元気がなくなったから」
「優さんは医者として具合悪い人を助けることができるし、料理はできるし、いっぱいできることがあってすごいなって。でも私は…あっ!」
優さんが私を抱きしめる。
「彩七だってできることはある」
「え?私にも?」
見上げると優さんと目が合った。
「オレの料理をおいしそうに食べてくれただろ」
「うん」
「1人暮らしのオレは料理作っても、おいしいって言ってくれる人はいない。彩七はオレの料理をおいしそうに食べることができるだろ?それは彩七にしかできないことだとオレは思う。他のことは少しずつできるようにしていけば良い」
「ありがとう。優さん」
私は優さんの胸に顔を埋める。