この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
健康診断〜こんな健診アリ!?〜
第12章 ☆波乱のデート 優人編☆
山盛りにあったパスタを、あっという間に平らげる。
「いつもこんなに食べるの?」
「普段は1人だからそんなに食べない」
「なるほど。じゃあごちそうになったお礼に私は洗い物してくるよ」

食器を持って立つ彩七。
オレはテーブル拭きをする。
こうやってゆっくり誰かとご飯食べるのも楽しいんだな。
1人生活が長かったからこんなこと忘れかけてた。

「彩七?終わったか?」
使った布巾を洗おうと。
洗い物してる彩七に声かけるけど。
彩七は、水を出したままぼーっとしてるようだ。
「あ、うん」
慌てて水を止めてる。
「何か考え事か?」
「何で分かるの?」
ビックリしてる彩七。
「急に元気がなくなったから」
「優さんは医者として具合悪い人を助けることができるし、料理はできるし、いっぱいできることがあってすごいなって。でも私は…あっ!」
オレは彩七を抱きしめる。
「彩七だってできることはある」
「え?私にも?」
顔を上げた彩七と目が合った。
「オレの料理をおいしそうに食べてくれただろ」
「うん」
「1人暮らしのオレは料理作っても、おいしいって言ってくれる人はいない。彩七はオレの料理をおいしそうに食べることができるだろ?それは彩七にしかできないことだとオレは思う。他のことは少しずつできるようにしていけば良い」
「ありがとう。優さん」
彩七はオレの胸に顔を埋める。
/97ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ