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第13章 ☆対面 彩七編☆

「私も自己紹介！名前はさっき言ったから…あ、凜って呼んでねー！職業は介護士。ちなみに理学療法士の婚約者がいまーす♪」
「理学？療法士？？」
難しい言葉で理解できなーい！
とにかくエライ人なのかな？
頭が？だらけ！
「って難しい言葉だよね。簡単に言うとリハビリスタッフさんってこと」
「なるほど」
そう言われれば理解できた。
最初からそう言ってよー！

「でも婚約者かぁ。憧れます！」
「彩七ちゃんだっていずれは優人と結婚するんでしょ？」
ニヤニヤ顔の凜さん。
「結婚！？」
私と優さんが同時に叫ぶ。
危うくお互いコーヒーこぼしそうになっちゃったよ。

私と優さんが結婚…。
まだ正直、想像つかないなぁ。
でも結婚したら毎日一緒にいられる。
おはようからおやすみ。
行ってきますのキスとか？
夜は一緒のベッドで寝るのかな？
どうしよう！どうしよう!!

「彩七ちゃん、想像してるの？」
ニヤニヤが止まらない凜さん。
「えっ？」
凜さんの声で我に返る私。
「あ、あの…！」
「困らせちゃった？ごめんね。でも私、彩七ちゃんが妹になってくれたら嬉しいなって思ってるの。ほら、女同士でしか話せないことだってあるでしょ？例えば…」

凜さんが私の隣にやって来て耳打ち。
…………………!!!!!!!!!!!
「ねっ！」
ウィンクで合図する凜さん。
私は顔が真っ赤！
火が出そうなくらい。
だって凜さんが言った言葉があまりにもストレートで。

“優人とエッチする時の下着を一緒に選んで欲しい。とか”

だって!!!!!
優さんが凜さんに敵わない理由が分かったような気がする。