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健康診断〜こんな健診アリ!?〜
第13章 ☆対面 彩七編☆
「それにしても」
元の席に戻った凜さんが私達を見て言った。
ドーナツを食べる私の手が止まった。
「優人がこんな可愛い子と一緒にいるの初めて見たよ」
「どう言う意味だ?」
優さんの眉がピクリと動く。
「学生の頃はいつも年上の彼女だったじゃん」
「それは学生時代の話だろ」
「彩七ちゃん、優人が遊び人だったって知ってた?」
凛さんが優さんをからかう。
「え?いえ…」
優さんが遊び人だった?
なんか意外。

でも、このスタイルだもん。
近寄ってくる女の人いない方がおかしい!?
美人な彼女いっぱいいたのかなぁ。
そんな優さんが何で私を選んだの?
コーヒー飲んでる優さんをじーっと見ちゃう。

「あれは優人が高校入ってからの話だったかな」
凛さんが話始める。
「優人は年上の先輩に好かれるタイプだったみたいで、優人の周りにはいろんな彼女がいたね」
うんうん。
私は真剣に聞く。
だって優さんの昔話聞いてみたかったんだもん。
「女遊びしながら彼女と一緒に酒にたばこ」
「えっ?未成年…」
「そう。高校生で酒にたばこ。マセガキだよねー」
はははって笑う凛さん。

「でもね」
カチャンとコーヒーカップを置くとなぜか悲しそうな表情。
「その頃母の病気が分かったの」
「病気…?」
「初期段階で気づいたからすぐ手術して今はもう元気だけどね」
話終わるとまた笑顔の凛さんに戻って。

「でねでね!母の病気が分かったとたんに優人の遊びがピタッと止まったの!そしてそれを機に医者を目指し始めて」
勢い良く話続ける。
「優さんにそんな過去が…」
「遊び人がここまで変貌するんだもんねー。ビックリしたよ」
「お母さん思いなんですね、優さんは」
「こう見えても良いヤツなんだよ。優人は。自分の部屋に女の子入れたのも彩七ちゃんが初めてだし。優人が本気で彩七ちゃんを思ってる証拠だね。ね、優人」
凛さんが優さんを見る。
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