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第15章 ☆ごあいさつ 彩七編☆

慧くんに麻衣ちゃん。
最近会ってなかったな。
2人とも私達にとってお姉さんやお兄さん。
小さい頃は妹の瑞希と共に遊んでもらったな。
元気に暮らしてるかな？

「あ、そう言えば」
母が思い出したように言う。
「何？」
「その慧くん、会社の新人研修でこっちに来るってことで今日から1週間ここに泊まるんだった」
「そうなの？」
「話するのころっと忘れてた。あはは！」
「さすがお母さん…」
母はこういうふうに゛抜けてる゛とか゛天然ボケ゛な
ところがあるんだよね。。。
「午前中に来る予定だからね」
「冴田さんも良かったら一緒にお昼食べながら慧くんと話してみて」
「あ、はい」
「今日はお昼ご飯にぎやかになりそうね♪準備してくるし彩七も手伝って」
「はーい。ごめん、優さん。少し待ってて！」
母に続いて私も席を立つ。
父と2人きりにするのは心配だけど…。