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第17章 ☆恋のバトル☆

「おまたせしましたー！チャーシュー麺大盛りでーす」
隣にいた美人さんにラーメンが届いた。
「うわぁ、おいしそう！」
美人さんはラーメンに目を輝かせる。
「そして、半チャーハン、餃子ね」
「ありがとうございます」
こんな細い美人さんがチャーシュー麺大盛りに、半チャーハンに、餃子を注文！？

「お姉さん、こんなに大丈夫かい？」
おじさんは心配そうに聞く。
「大丈夫です。運動してきて、お腹がものすごく空いてるの」
美人さんの笑顔に男の人だけじゃなく私までドキッとしてしまった。

「いただきます」
美人さんはラーメンを食べ始めた。
あまりの美人さんに店中の視線が集まる。
美人で大食い。
カッコ良くて大食いの優さんと良い勝負かも！？

美人さんの周りには次第にギャラリーができ始めた。
料理を作るおじさんの手まで止まる。
「あのお姉さんすごーい」
「あんな細い体にあれ全部入るのか？」
「大食い選手権みたいだね」
ギャラリーの騒ぎ出す。

そして頼んだ3品とも、あっという間に空っぽ。
「あー、おいしかったわー」
美人さんの完食にみんなビックリ。
「ひゃー、スープまで見事に空っぽ」
おじさんは開いた口が塞がらない様子。
「ごちそうさまでした。お会計お願いします」

「あっ、はい！」
我に戻ったおじさんが慌ててレジを打った。
「ありがとうございましたー！」
おじさんが美人さんに言うと。
「とてもおいしかったわ。また来ます」
美人さんは笑顔で店を出た。