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さらに近くてもっと甘い
第9章 プール大会?
今だ───
「さぁ、社長…───」
そう声を掛けて、光瑠の体から力が抜け警戒が解けた瞬間を要は狙う。
「一緒に泳ぎましょう──…」
「なっ………!」
一気に要に力強く引っ張られたことで、傾く光瑠の体。
その視界には、先ほどと何ら変わりなく佇んでいる真希が、こちらを見て、あっ!と大きく口を開けている様子が入り込む。
しまったワナだ……っ
一瞬でそれを把握した。
が──────
時既に遅し。
もはや体を立て直すことは不可能。
そして、光瑠は、先ほどの要と同じように、大きな水音を立てて勢い良くプールに飛び込んでいった。
もちろん、スーツ姿のまま───…